NAVERまとめの記事を消すに当たっての追想

 

 

NAVERまとめの記事は全部消すという結論に至った。

 

インセンティブ欲しさに「ホラー映画にビビる猫がカワイイわけだがw」(300view)「aikoが自撮りしてる!」(200view)といったような、すえた臭いのする記事を幾つか作ってみたのだが、今更、それらの為に新しくLINE IDを作ろう、という気にはなれない。

 

これらの記事がもし収益化出来ていたのなら、まだ乗っかろうという気にもなったかもしれない。そもそも収益化を目標にNAVERまとめの記事を作り始めたのだが、自分には出来ていなかった。

 

NAVERまとめのアクセス数を稼ぐ方法なんか、おおよそ想像のつく通り。

 

テレビのバラエティで取り上げられた話題をググってコピペ。ツイッターで盛り上がっているハッシュタグをまとめて埋め込み。便乗が一番だ。新しく話題を起こそう、というメディアではない。

 

そういった記事を、自分の場合1日にせいぜい5〜10コ作る必要があったと思う。300viewの記事を月に100、200と作って、トータルでアクセスを稼いでいけば、徐々に「ランク」が上がり、NAVERまとめ内での待遇も上がっていく。

 

話題に早く乗っかったもの勝ちなので、クオリティフィルターの出番は無い。卑しい性根を曝け出さなくてはならない。アクセスが数字になって見えると、何らかの承認欲求が満ちる。都合の良いことに、NAVERまとめは感動的に記事の編集がし易い。その辺はお手軽なんだ。

 

NAVERまとめのエディタは素晴らしい。「レイアウトで出来ることが少ない」というのが良い。センスや時間の有無を問わない。

 

そういったページの作り方が出来ない人にNAVERまとめは向いていない。

 

小銭が欲しかったのだ。俺のような人間が、キュレーションメディアの末端、一番隅に居た。

 

横着で、悪趣味な人間の場所にお金が廻ってくるほど世の中は都合よく出来ておらず、よっておかねの執着も無いのでNAVERまとめから身を引ける。

 

せいぜい名残くらいは残したいので、自分が作ったいくつかのNAVERまとめを、ブログに纏めておこうと思っている。転載の転載だ。

 

転載の転載なのである。と書いて、どうしてもバカボンを思い出してしまった。

「転載バカボン」と書けば、何らかの煽りのようですね。